ピラティスは、体幹を鍛え、姿勢を改善することで知られるエクササイズです。
このエクササイズは、リハビリやフィットネス目的で多くの人に利用されていますが、
特にどんな人に向いているのでしょうか。
ここでは、「ピラティスがどんな人に向いているのか」をテーマに
初心者でもわかりやすいように詳しく解説します。
自分がピラティスに向いているのかどうかがわからずに
実際に始めるまでに足踏みしてしまうことが多くあります!
「自分の体力でついていけるかな…」
「ピラティスに向いている人ってどんな特徴があるんだろう…?」
という悩みや疑問を抱いていませんか?
ピラティスを始めようと思った時は、あらかじめどんなタイプの人に向いているのか
というポイントを押さえておくと、有意義に楽しみながらの継続が実現しやすくなるはず!
ピラティスが向いている人はどんなタイプなのか、向いていない人の
タイプや特徴をまとめてお伝えしていきたいと思います。
ピラティスとは?
ピラティスの基本的な考え方
ピラティスは、20世紀初頭にジョセフ・ピラティスによって考案されたエクササイズの一種です。主に体幹を鍛えることを目的とし、バランス、柔軟性、筋力を向上させる効果があります。ヨガと似ていると思われがちですが、ピラティスは特に筋肉のコントロールや正しい姿勢を重視します。
ピラティスとヨガの違い
ピラティスとヨガは似た要素がありますが、異なる点も多くあります。例えば、ヨガは呼吸法や瞑想を含むことが多く、心のリラックスに重点を置いています。一方、ピラティスは体の動きに焦点を当て、特にコアマッスル(体幹部の筋肉)を強化することが重要視されます。
ピラティスが向いている人のタイプや特徴をチェック!
体力や運動能力に自信がない女性でも、ピラティスは体調やレベルに応じてさまざまなポーズ・呼吸法を取り入れながら実践できるおすすめのメソッドです。
ここではさっそくピラティスが特に向いている人のタイプをまとめてみましたので、自身のコンディションやニーズと照らし合わせてみてくださいね。
姿勢の乱れが気になっている人
女性に多いデスクワークや筋力不足、スマホやパソコンでの情報リサーチなどなど
猫背は日常生活の些細な原因でクセになってしまうことがあります。
ピラティスが猫背など姿勢の乱れが気になる人におすすめなのは、
- お腹や背中、骨盤まわりに位置する姿勢保持筋を強化できる
- 姿勢にかかわりのある筋肉を外側、内側から正しい動きで鍛えていく
などなど、姿勢に関する筋肉を鍛えてボディバランスを整えることができるからです。
ピラティスで猫背の姿勢が補正・予防できるようになると
見た目の若々しさや安定した呼吸のリズムで新鮮な酸素をたっぷりと摂り込む健康効果も期待できるでしょう。
メリハリのあるしなやかなスタイルを目指す人
程よく筋肉がつき、バストやヒップラインには丸みがあり、手足は華奢…。
そんなスタイルは誰もが憧れる理想でもありますよね。
ピラティスは一般的なトレーニングとは違い、普段はあまり使われることのないカラダの深部の筋肉を呼吸のリズムに合わせて鍛えていくことができます。
筋トレはカラダを大きく筋骨隆々に見せる太く短い筋肉を鍛える目的がありますが、ピラティスの場合は、
- メリハリとしなやかさを育てる細く長い筋肉を鍛える
- 呼吸のリズムに合わせてバストやヒップ、腕や足などを集中的に鍛える
というこだわりがあるため、スマートな体型に見せつつも女性らしさを感じる丸みと程よい筋肉のついたスタイルづくりにアプローチできるのです。
芸能人や女優さんのような綺麗でしなやかボディを目指す人にもピラティスは向いていると言えます!
ストレスや不安を感じやすい人
ピラティスはポーズの動きや音楽に合わせた、
- 早めの呼吸
- ゆっくりめの呼吸
- 一時的にストップする呼吸
などなど、多彩なリズムや変化に合わせて呼吸を整えるメソッドが特徴です。
ストレスや不安を感じていると心身のコンディションを支える自律神経・ホルモンバランスが乱れて
メンタル面ばかりではなくカラダにもさまざまな不調が出てしまいます。
ピラティスのリズム感のある呼吸は、自律神経やホルモンバランスを整える作用があると言われているため
ストレスや不安を感じやすい人の内側からのケアにも役立ちます。
またピラティスは、繊細に変えていく呼吸とポーズに常に意識が集中するため
自分の内面やボディバランスと向き合いながらの健康ケアにも役立つでしょう。
腰痛や肩こりの改善に取り組んでる人
ピラティスは体幹のインナーマッスルを強化し、姿勢の改善や柔軟性の向上に効果的です。
この強化により、体幹が天然のコルセットとして機能し、体の安定感が増します。
結果として、より機能的な体の使い方が可能になります。
特に、ストレス緩和や慢性的な腰痛、肩こりなどの不調の予防や改善に役立ちます。
肩こりや腰痛を改善したい人には、ピラティスが特に有効であると言えます。
体のバランスを整え、腰痛や肩こりの改善を目指す人にとって、ピラティスは理想的な選択肢です。
腰痛や肩こりの改善を目的とする人はピラティスは向いているでしょう!
ピラティスを始める前に知っておくべきこと
自分の体の状態を理解する
ピラティスを始める前に、自分の体の状態をよく理解することが大切です。
過去に大きな怪我をしたことがある場合や、特定の体の部位に痛みを感じる場合は
事前に医師や専門家に相談することをおすすめします。
また、ピラティスのインストラクターに自分の体の状態を伝えておくと、無理のない範囲でエクササイズが行えます。
クラスやインストラクターの選び方
ピラティスには、マットピラティスとマシンピラティスの2種類があります。
初心者はまず、マットピラティスから始めると良いでしょう。
クラスを選ぶ際は、自分のレベルに合ったものを選び
経験豊富なインストラクターがいるスタジオを探すことが重要です。
インストラクターの指導が適切であれば、ピラティスの効果を最大限に引き出すことができます。
ピラティスの具体的な効果
筋力の向上
ピラティスは、特に体幹部の筋力を向上させる効果があります。
体幹部の筋力が向上することで、全身のバランスが改善され、スポーツパフォーマンスの向上が期待できます。
また、筋力が向上することで、日常生活での動きが楽になるでしょう。
柔軟性の向上
ピラティスのエクササイズは、全身を使った動きを行うため、柔軟性の向上に寄与します。
特に、背中や腰の柔軟性が高まることで、姿勢の改善が期待できます。
ストレスの軽減
ピラティスでは、深い呼吸と集中力を必要とするため、心を落ち着ける効果があります。
これにより、日常のストレスが軽減され、心の健康にも良い影響を与えます。
ピラティスが向いていない人のタイプとは?
ピラティスが向いている人のタイプを理解すると、逆にどんな人に向いていないのか
今後続けていくためにも押さえておきたいポイントですよね。
ピラティスが向いていない人には、以下のようなウィークポイントがあります。
それぞれの理由も詳しくチェックしてみましょう。
サイズやウエイトダウンの即効性を重視している人
ピラティスは体重減少やサイズダウンの即効性が期待できるランニングやスイミングなどの
有酸素運動に比べるとスローな動きが多い特徴があります。
そのため、ピラティスで短期間での結果を出したい人には不向きと言えるかもしれません。
大きくたくましい筋肉を育成したい人
ピラティスはカラダを大きく、たくましく見せるための短く太い筋肉を鍛えることが難しいとされています。
大きくて力強い筋肉を育てていきたい場合は、しなやかなボディラインづくりに働きかけるピラティスよりも、筋力トレーニングが適しているでしょう。
ただ、ピラティスと筋トレの組み合わせは
- 細くて長い筋肉
- 太くて短い筋肉
の両方にアプローチできるため、全身の筋肉を効率的に鍛えたい人に適していますよ。
継続することができない人
ピラティスが向いているか判断する上で最も重要なのが継続です。
そもそもピラティスは即効性のあるエクササイズではなく長く継続することで効果が得られます。
継続力がない人にはピラティスが向いてないと言えます。
ピラティスを続けるためのポイント
継続することの重要性
ピラティスは、継続することで効果を発揮するエクササイズです。初めてすぐに効果が実感できるわけではありませんが、続けることで徐々に体の変化を感じられるようになります。週に2〜3回程度の頻度で行うことをおすすめします。
自分のペースで進める
ピラティスは、自分のペースで進めることができるエクササイズです。他の人と比較せず、自分の体調やレベルに合わせて無理なく続けることが大切です。無理をしてしまうと、怪我の原因にもなりますので注意が必要です。
ピラティスは自分に向いていると判断するコツ
ピラティスが自分に向いているか、それとも向いていないのかは
実際に実践してみないと判断できない部分があると言えます。
- 気になるピラティススタジオのお試しレッスン、体験を受けてみる
- マット、マシンの両方を試して合う方を継続していく
- 10回、20回、30回までの継続で理想の変化が出たかどうかを振り返ってみる
- オンラインとスタジオレッスンの違い、特徴を把握しておく
というポイントを押さえておくと、自分にピラティスが合う・合わないを判断しやすくなります。
また相性の良いレッスンコーチやピラティスに関する情報交換や切磋琢磨し合える仲間を見つけておくことも、長く続けるきっかけになるでしょう。
ピラティスが向いている人まとめ!
ピラティスを実践してみると、イメージしていた以上にやりやすい・続けられそうと感じる女性が増えています。
まずはピラティスを行う目的からしっかりと整理して向いているのかどうか考えてください!
ピラティスの向いている人の始める目的や動機まとめ
「姿勢を改善したい」
「しなやかな身体になりたい」
「ストレスや精神的苦痛を和らげたい」
「肩こりや腰痛を改善したい」
「痩せたい・痩せる体質になりたい」
などの目的があるのであればピラティスは向いている可能性が高いです。
また、このような目的の場合、向いていないとしてもピラティスはおすすめの選択肢です!