効率よく健康的なダイエットやボディメイクを考えた時、
「ピラティスと筋トレ、どちらがいい?」と悩んでしまったことはありませんか?
基礎代謝の向上やカロリー消費と共通の効果があるピラティス・筋トレでも、
実は目的や鍛えられる筋肉、効果には細かな違いがあるんです。
ここではピラティスと筋トレについて、知っておきたいさまざまな違いを解説。
ふたつの違いを知って、自身にぴったりのボディメイク法を見つけてくださいね。
ピラティスと筋トレはココが違う!目的や効果を詳しくチェック
マシンを使うことやカラダを一定のリズムで動かすなどの共通点も多いピラティスと筋トレですので、
「どこがどう違うのか見極めが難しい…」
なんて思うこともあるでしょう。
ここではピラティスと筋トレの明確な違いが分かり、自身に最適なボディメイク法も判断できる、
ふたつの違いをさまざまな視点から比較していきたいと思います。
有酸素運動、無酸素運動の違い
ピラティスと筋トレには、
- ピラティス:たっぷりの酸素を必要とし、燃焼や基礎代謝向上に働きかける“有酸素運動”
- 筋トレ:特定の筋肉を鍛えてバルクアップやボディメイクに働きかける“無酸素運動”
という大きな違いがあるんです。
ピラティスの有酸素運動は20分程度の実践で脂肪燃焼、太りやすい栄養の糖質や脂質の消費を高めて、効率的なダイエットにアプローチします。
代わって筋トレの場合は筋肉を育ててこの組織が持つカロリー消費、熱産生による冷えやすい体質のケアに効果的。
ピラティスと筋トレは得られる効果が異なるため、ふたつを組み合わせることでそれぞれのメリットを生かすことができるのです。
鍛えられる筋肉が違い
筋肉を鍛えるという共通点があるピラティス・筋トレですが、鍛えられる部位には大きな違いがあります。
まずピラティスで鍛えられる筋肉は、
- カラダの深部、骨に近い部位に存在する筋肉
- 細く長い筋肉
のふたつ。
代わって筋トレで鍛えられる筋肉は、
- カラダの表面にある大きな筋肉
- 太く短い筋肉
というピラティスとの違いがあります。
ピラティスで鍛えられる筋肉は深部に存在しているため、
女性のしなやかなスタイルづくり、内側から骨や関節、皮膚を支える強度アップにも役立つと言えるでしょう。
そして筋トレで鍛えられる筋肉は太く短い部位となるため
どちらかというとカラダを大きく見せる、バルクアップの効果に近いと言えます。
実践目的が異なる
ピラティスと筋トレは、そもそもの実践目的やルーツにもこまかな違いがあるんです。
まずピラティスは、ケガや障害の克服を目的とした2リハビリ“がそもそものルーツ。
ピラティスのルーツとなるリハビリは心身に無理や負担がかからず、自身の体調や運動能力に合わせて調整できるメリットがあります。
そして筋トレは、比較的健康な人がさまざまな部位の筋肉に強い負荷をかけるハードなメソッドのため、
ピラティスとはカラダに伝わる負荷にも差があります。
ピラティスののびやかな動き、一時的に停止する動きは、
リハビリのように心身にかかる負担が少ないことで、運動能力に自信がない人でも実践しやすいと言えます。
逆に筋トレは体力やパフォーマンスレベルの高さが求められる動きでもあるため、
運動初心者の方はピラティスの方が向いていると言えるでしょう。
ピラティスと筋トレ、向いているのは?組み合わせのメリットも!
ピラティスと筋トレ、どちらのボディメイクが自分に合っているのかを見極めるために、
ここではそれぞれが向いている人のタイプ、
ピラティスと筋トレを組み合わせるメリットも合わせてお伝えしてみたいと思います!
ピラティスが向いている人のタイプは?
- 静止と動きのメリハリがある運動を取り入れたい人
- ハードなトレーニングに自信がない人
- 運動でメンタル面の健康をケアしたい人
- 姿勢を整えたい人
- 肩こり、腰痛が気になっている人
- 産後の骨盤のゆがみ、尿漏れや膣のゆるみを気にしている人
筋トレが向いている人のタイプは?
- 痩せぎすな体型に悩んでいる人
- 比較的短い期間で筋肉をつけたい人
- カラダの冷えが気になる人
- 特定の部位の筋肉を鍛えたい人
- 運動能力、体力に自信がある人
ピラティスと筋トレ、組み合わせのメリットは?
人気モデルの滝沢眞規子さん、韓国アイドルグループのIVE・ウォニョンも、ピラティスと筋トレを組み合わせてボディメイクしていることが話題に。
ふたつのメソッドを組み合わせるのは、
- アウターマッスル、インナーマッスルをバランスよく鍛えられる
- 基礎代謝が向上してカロリー消費しやすい体質に
- 動き、呼吸のやり方が異なるため単体で行うマンネリがなくなる
などのメリットが期待できます。
特に全身の筋肉をまんべんなく鍛えられることでカラダを支える強度が高まり、
筋繊維のしなやかさが浮き出た、バランスの良いスタイルを目指せるでしょう。
おわりに
煮ているようでも実はいくつもの違いがあるピラティスと筋トレ。
両方を組み合わせたいいとこどりのボディメイクで、
引き締まった健康的なスタイルを目指していきましょうね!