ピラティスはポーズを正確に行うことで
効果を発揮するエクササイズです。
ここでは、ピラティスを行う上で
基本となる骨盤の姿勢「ニュートラル・インプリント」を解説します。
この「ニュートラム・インプリント」は、
どんなポーズやエクササイズを行う上でも
基本の姿勢となります。
よって、一番初めに習得すべき姿勢です。
特にピラティス初心者は参考にしてくださいね!
ピラティスのインプリント・ニュートラルって何?
頻繁に見聞きするピラティスの専門用語、
「インプリント」と「ニュートラル」。
ここでは、意味や目的を解説します。
これからピラティスを始めるビギナーや
さらに練習を積み重ねてレベルアップしたい方も
改めて基礎を習得しましょう。
インプリント・ニュートラルは“骨盤の位置”のこと
ピラティスのインプリント・ニュートラルは、
ポジションがセットになって使われる専門用語です。
特に、「骨盤の位置」を表す言葉が
「インプリント」と「ニュートラル」です。
ピラティスで
インプリント・ニュートラルの骨盤の位置を意識しておくと、
- 骨盤を正しい位置に戻す
- 安定したボディバランスをキープする
- 内臓を守って支える
- 妊娠時に赤ちゃんを守り、出産時に産道を広げる
などなど、骨盤の本来の役割を活かし
健康美やダイエット、ボディメイクにアプローチができます。
逆にピラティスで
インプリント・ニュートラルポジションを意識できないと
上達までに時間がかかったり
痛みやケガの原因になることもあります。
ピラティスのニュートラルポジションとは?
中立・中間とどれにも当てはまらず
ギアの骨盤ポジションのことを指すニュートラル。
ニュートラルポジションの作り方
- 骨盤の一番下、座骨を意識して座る
- 両方の手首を腰骨に当て、人差し指を恥骨に添える
- ↑でできた腰骨と恥骨を結ぶ逆三角形のライン
つまり、床と垂直になった
逆三角形のラインがニュートラルポジションです。
ピラティスのニュートラルポジションは
腰椎・胸椎・頚椎のラインに自然な湾曲があるため、
- 骨盤がまっすぐの常態に立ち姿勢やボディバランスが整う
- 骨盤、背骨が正しい位置に補正されていく
- 横から見たスタイルがS字を帯びた美しい姿勢に整う
という理想のコンディションに変わります。
すると、背筋が伸び胸を張った
ピラティス基本のポジションが整いますよ。
ピラティスのインプリントポジションとは?
平坦という意味を持つピラティスのインプリントポジション。
インプリントポジションの作り方
- カーブのある腰のラインを平坦に整えてポーズ、エクササイズを行う
- ニュートラルポジションとセットで行うことが基本
- 骨盤をゆるやかに後退させて腰椎の突起をマットにフィット(押し付ける刻印)させる
つまり、ニュートラルポジションで整えた逆三角形の恥骨面が、
垂直のラインからやや前にできた体勢です。
インプリントポジションのピラティスは、
- 腰のカーブやラインによる反りが抑えられる
- フラットで平坦なポーズ、エクササイズが習得しやすい
- 自然な骨盤の位置で腹筋を効率的に鍛えられる
という効果が期待でき、
骨盤とお腹まわり、ヒップや太ももと、
贅肉がつきやすいパーツのケアにも役立ちます◎
ピラティスのインプリント・ニュートラルの整え方
ここでは、前項までにお伝えしたピラティスの
インプリントとニュートラルポジションを整える方法を解説。
特に仰向けの体勢で身につけることがおすすめです。
マットピラティスもマシンピラティスも
どちらでも必要不可欠なポジションです。
インプリント・ニュートラルポジションの、
仰向け体勢の練習方法をそれぞれチェックしてみましょう◎
仰向け体勢×ニュートラルポジション
まず初めに、床に横になり腰骨と恥骨を結んだ逆三角形のラインが、
床と平行になるように体勢を整えます。
これが基本のニュートラルポジションです。
特に、床に骨盤を密着させるように意識しましょう。
ニュートラルポジションを作ることで
胸のラインが立ったようになり、
腰椎部分のなだらかなカーブがメイキングできます。
仰向け体勢×インプリントポジション
まずは、仰向けでニュートラルポジションを作りましょう。
次に、ニュートラルの腰椎カーブをなくし、
床にぴったりとまっすぐの状態で、
腰椎を床に判付けするようにやさしく密着させましょう。
背中を床に押し付ける様に意識すると良いでしょう。
おわりに
正しく安定的で、
ピラティスの効果を実感する体勢・ポジションは、
ニュートラルとインプリントを習得しておくことが基本!
骨盤を意識した正しいポジションを身につけて、
ピラティスのエクササイズ・ポーズのレベルアップに役立ててくださいね◎